RDI Technologies振動可視化システム

アメリカ・テネシー州に本社を構えるRDI Technologies社は、世界で初めて振動を“見える”化するシステムを開発しました。
ハイスピードカメラと特許技術を用いて、人の目では感知できない微振動を増幅させます。例えば遠い場所や高い場所など、人間が入ることのできないエリアを非接触で測定することが可能なため、非常に安全に作業を行う事ができます。
また、カメラのフレーム内すべての振動を同時に測定するため、的確なスクリーニングを可能にします。

主なラインナップ

Iris M

振動可視化システムのベーシックシステム。最大650Hzまでの測定が可能。

資料ダウンロード

Iris MX

Iris Mよりさらに高い周波数帯を測定可能なオプションカメラ。最大14,500Hzまで測定可能。

資料ダウンロード

Iris CM

状態監視用オプション。設定した“しきい値”を超えた前後数秒間を自動で保存。

資料ダウンロード

Iris M Traveler

振動可視化システムのベーシックシステムが、よりポータブルになり現場への持ち運びしやすいモデルです。

資料ダウンロード

Iris M +Stereo Vision

2台のカメラを使用し、XYZの3次元計測が可能になったオプションカメラ

資料ダウンロード

機器概要・説明動画

撮影事例

導入事例

日本ゼオン 総合開発センター 精密光学研究所 RDI Technologies Iris M導入インタービュー

・Iris M導入のきっかけ
 2021年6月に振動可視化システムを導入した。フィルムの製膜および各種加工を行う製造設備に慢性的に生じている不具合の解消を課題として取り組んでいた。
 この課題としている不具合は、搬送中のフィルムの振動によるものと推測され、これらの振動解析を進めて行くことを決めた。
 Iris Mを導入前は、従前技術である振動診断として加速度ピックアップ式の接触式振動計を活用していた。フィルム搬送の動力源となる駆動ロールユニットの振動解析では設置した箇所の1次元の振動情報しか得られず、調査に時間を要するのは勿論の事、装置全体の振動特性を把握することが困難であった。
 製品の生産や装置の運転計画を考慮すると、これらの不具合解析は素早く解決したく、振動特性を短時間に多点で計測を行い、概況を知るためのシステムが望まれていた。

・Iris M 導入後の計測
 Iris Mを用いて、駆動ロールユニットの撮影を実施した。ユニット内には回転体が多く含まれており、Iris Mにより回転体の振れ挙動が明らかになる事も期待された。
 そこで検討水準の1つに回転体を対象とした内容を盛り込んだ。

・Iris Mの診断結果
 Iris Mによって得られた動画の解析により、接触式振動計では得られなかった回転体の振れ特性を得ることが出来た。
 解析結果より、回転体の振れが駆動ロールに伝搬し、搬送しているフィルムに振動が生じている事を追究できた。
 加えて、モーションベクトルを使用することで視覚的に振動方向とその大きさの把握ができ、関係者一同で容易に理解することができた。
 今後は、駆動ロールユニット内に付帯する回転体の振動対策を進めることで、不具合が解消されるものと見込んでいる。

・Iris Mの導入結果
Iris Mの特徴は、カメラで撮影するだけで振動解析を行えることである。装置の設置は至って簡単であり、付帯するソフトが使いやすいので、測定から解析まで円滑に行うことが可能であった。
 従来使用していた接触式振動計と比較すると、Iris Mを使用することで解析に要する時間/コストを減らすことができ、取り扱い容易性が良いこと、振動の視覚化によりデータの認知性も改善され、上司への説明も容易となった。
 加えて本事例のように、接触式振動計が取り付けられない対象物の振動特性を速やかに得られた。
 以上により、Iris Mを導入する事によってより一層幅の広い振動診断が可能となった。